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観光・イベント

流鏑馬(やぶさめ)について

東洋町では野根八幡宮と春日神社で流鏑馬が行われています。
人も馬も装束を纏い、走りながら的を射抜く流鏑馬は雄壮で歴史ロマンを感じさせてくれますよ!

【野根八幡宮祭】
日程:10月第1日曜日
時間:午後2時ごろから  ※流鏑馬が開始される目安の時間になります
場所:野根八幡宮

【名留川春日神社祭】
日程:旧暦9月17日
時間:午後2時ごろから  ※流鏑馬が開始される目安の時間になります
場所:名留川春日神社
流鏑馬とは・・・

 流鏑馬は野根郷の担当する行事で、鎌倉時代からの行事だと伝承されています。
 現在は農耕馬がおらず、流鏑馬行事保存協議会による運営となっていますが、ここでは昭和25年に書かれた記録により、本来の行事内容を記してみます。
 野根郷を口郷と、奥郷とに二分し、毎年交替で流鏑馬を出します。馬は郷部の農家の飼育している農耕使役馬から選出します。
 まず旧暦8月1日(八朔)に候補馬を出し、大道二本松にて1馬ずつ駒競べを行って走力の優れた癖のないものから流鏑馬2馬と從列1馬を選抜。この選抜に合格した馬が基の年の奉仕馬となります。奉仕馬には、翌年、八幡春日両神社所有の田を、流鏑馬には各2反づつ、從列には1反歩の少作権が与えられます。
 大祭の4日前に三頭の奉仕馬と乗り手は八幡宮に宮籠りし、大祭当日まで毎朝早朝八幡宮と名留川春日神社間を懸け走ります。大祭前々日の4日には馬場見せの式があります。これは騎射の予行練習みたいなものですが、早くも見物人が集まってきます。
 大祭当日の午後、御輿が宮入りを済ませると、境内では、流鏑馬、ウラテ、ホオト踊りなどの行事が始まります。流鏑馬は馬2頭が馬場を3回疾走し、狩装束の射手が馬上から3ヶ所(現在1ヶ所)の的に矢を射かけます。近郷近在から集まった縁者や見物人は、重箱に入れたごちそうを食べながら、行事を楽しく見物しました。
 旧暦9月17日には同様の流鏑馬行事が名留川の春日神社でも行われます。旧暦時代では野根八幡宮大祭の翌々日に当たります。現在、流鏑馬がある所は希少です。
流鏑馬の開催には、医療法人 社団 喜真会 弘田内科クリニック 理事長 弘田祐一様からの寄付を活用させていただきました。

教育委員会
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FAX:0887-24-3102